本稿は「1泊4000円前後のホテルに連泊したときに、地域共通クーポンは1000円×泊数分もらえるのかね?」というギモンにお答えするために書かれたものです。
GoToトラベル事業は新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ旅行需要を復活させるために、国(国土交通省)が旅行代金の一部を支援する制度です。
宿泊(ホテル)のみ予約の場合、
35% 旅行代金割引
15% 地域共通クーポン
という形で半額が補助されることになります。
地域共通クーポンは2020年10月から配布が始まり、旅行代金の15%相当額(1000円未満の端数が生じる場合には四捨五入)となっています。
1泊4000円の場合は、
4000×15%=600円
となり、四捨五入して「1000円」のクーポンを1枚発行されます。
これが1泊3333円以下になると、
3333×15%=449円
となり、地域共通クーポンは発行されません。
では1泊4000円のホテルに2連泊した場合は、
(A)1000円のクーポン×2泊=2000円分発行
(B)総額8000円×15%=1200円 を四捨五入して1000円分発行
いずれになるのか?といいますと、
(B)が正解で、総額×15%となります。
(実際に1泊3900円の部屋に2連泊して確認しました。)
このように予約画面にも「地域共通クーポンは1枚」と表示されています。
(この予約画面は、アパホテルのものです。)
いったんチェックアウトして、同じホテルに再度チェックインすれば(A)の計算方法となりますが、連泊することで得られるメリット(*)もあるのと、何度もチェックイン手続きをする手間もあり、ビミョウなところです。
(*)部屋を散らかしたままにできたり、朝のチェックアウト時刻を気にせずゆっくり活動できたり。
ちなみに連泊時は「チェックアウト日まで有効」として発券されることになっていますが、ビジネスホテルは1泊での利用者が多いためか、フロント係員は「チェックアウト日までにご利用ください」と言いつつも券面には「翌日の日付」が書かれたものを渡されたので、あとで使うつもりであれば発行時にその場で日付の確認をしたほうが良いでしょう。