サンライズという夜行列車をご存じでしょうか?
上り東京行の夜行列車「寝台特急サンライズ出雲・サンライズ瀬戸」は、「大阪から東京への終電」として利用することが可能です。
大阪駅を0:33に出発し、東京駅には翌朝7:08に到着します。
大阪から乗車可能な夜行列車は、現在「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」のみです。
寝台特急というと「運賃や料金が高い」イメージですが、最安ならノビノビ座席で12,510円から利用できます。
※2026年春のダイヤ改正による変更点を反映しました(3/17)
※記事構成を すこし改善 しました(6/14)
(最終更新:2026年6月14日,初回投稿:2012年5月30日)
寝台特急サンライズとは
サンライズ出雲は島根県の出雲市から東京までを12時間強で、サンライズ瀬戸は香川県の高松から東京までを10時間強で結び、岡山~東京の区間は両列車を併結して運転します。
日本国内に唯一残る夜行列車として人気があり、週末を中心に「寝台券が発売開始直後に売り切れる」ことが多々あります。
大阪から東京まで「サンライズ」に乗れる?
上り「サンライズ」のダイヤ
東京行の寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」は、岡山を22:34に発車した後、関西地区の停車駅は姫路23:33、三ノ宮24:11、大阪24:33となっており、これらの駅から東京への終電として利用することが可能です。
とくに、大阪駅は24:33(日付が変わって0:33)発と、スポーツ観戦・コンサート・友人との集まりなどを終了時刻までしっかり楽しんでから乗車可能な設定となっています。
東京駅には、翌朝7:08に到着し、そのまま会社へ出勤するも良し、学校の授業に出席するも良し、家へ帰って昼寝してもヨシと、なかなか良い設定のダイヤとなっています。
大阪以外の駅から利用する場合
上りの「サンライズ」は、大阪を出ると関西地区の駅には止まらず、新大阪や京都などは通過するため、これらの駅から利用する場合はいったん大阪駅まで移動してからサンライズに乗り込む必要があります。
例として、以下の列車で大阪駅へ向かう形になります。
・新快速 西明石行
京都23:29→新大阪23:53→23:58大阪
・普通 大阪行
京都23:33→新大阪0:16→0:20大阪
サンライズの設備と料金
ノビノビ座席なら片道12510円
「寝台特急」というと、かつて走っていた豪華列車のイメージがあり、運賃・料金が高額になるのではないか?と不安に思うかもしれません。
しかし、サンライズには「運賃+指定席特急料金」だけで利用可能なノビノビ座席という車両が設定されており、とってもおトクに利用することが可能です。
【ノビノビ座席の運賃・料金】 2026年6月現在
合計 12510円
運賃 9020円 大阪(市内)~東京(都区内)
指定席特急料金 3490円(通常期)
※JRの特急列車の指定席料金には「最繁忙期・繁忙期・通常期・閑散期」の設定があり、最繁忙期は400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引きになります。
シーズン設定については、JR西日本HP等で最新の情報をご確認ください。

さて、名称は「ノビノビ座席」と、座席を名乗っていますが、横になって眠れるような構造となっています。
隣席との完全な仕切りはありませんが、頭の真横の部分には「仕切りふうの板」が設置されており、寝るときに隣が気にならないような工夫がなされています。
ミサワホームが内装設計を担当しただけのことはあり、居住性がとても良い車両です。
シングル個室は片道19680円
「サンライズ」には複数種の「個室」寝台が多数あり、ゆっくり休みたい!というときにオススメです。
大阪~東京の移動はおよそ6時間30分で、個室料金を支払うのは少々もったいないような気もしますが、鍵がかかる個室ということで快適性は抜群に良いです。
「個室」のなかで、最も室数が多いのが1人用B寝台個室シングルです。
【B寝台個室シングルの運賃・料金】 2026年6月現在
合計 19680円
運賃 9020円 大阪(市内)~東京(都区内)
特急・寝台料金 10660円
1階と2階のどちらが良いか?は好みが分かれるところですが、私は夜更かしして延々と景色を眺めていられる2階のほうが好きです。
寝る目的で乗るのであれば、1階のほうが揺れにくくて良いかもしれません。
ソロ個室は片道19680円
B寝台個室には、シングルよりも1000円ほど安いソロもあります。
【B寝台個室ソロの運賃・料金】 2024年3月現在
合計 18580円
運賃 9020円 大阪(市内)~東京(都区内)
特急・寝台料金 9560円
シングルツイン個室は片道21580円
さらに、B寝台個室には補助ベッド付きのシングルツインという部屋も少数ながら設定されています。
実は、筆者が最もオススメの部屋がこちらになります。
【B寝台個室シングルツインの運賃・料金】 2024年3月現在
合計 21580円
運賃 9020円 大阪(市内)~東京(都区内)
特急・寝台料金 12560円(1名で利用時)
なお、2名向けB寝台個室の「サンライズツイン」と、A寝台個室の「シングルデラックス」というのもありますが、「大阪からの東京までの終電利用」という場面には向かなそうなので割愛します。
乗車券の(市内)(都区内)ってナニ?
ところで、運賃の欄には「大阪(市内)」「東京(都区内)」という記載になっていますが、乗車券の距離が片道200kmを超えるため、「大阪周辺駅(市内)から大阪駅まで」および「東京駅から東京周辺駅(都区内)」も追加精算ナシで利用することが可能です。
例えば、鶴橋駅から環状線で大阪駅へ出てサンライズに乗車し、東京駅に到着後は京葉線で新木場駅へ向かう…といった場合も、この「大阪(市内)→東京(都区内)」の乗車券のみで、追加運賃なく利用することができます。
シャワーを330円で利用可能
寝台特急「サンライズ」にはシャワー室も設置されており、330円で利用することができます。
かつては車掌に申し出てシャワーカードを購入する形式でしたが、2026年6月現在はシャワー室付近に自動販売機があります。

↑シャワーカードは枚数に限りがあり、夏場は始発駅を出て早々に売切れの場合も…
シャワー室は時間指定の予約などはなく、使いたい人が使いたいときに使うシステムになっています。
そのため始発駅を出発後しばらくは混みあう傾向があり、先客がミニラウンジで空き待ちをしている場合もあります。
なおこれまでに利用した実感としては、大阪から乗車してシャワーを利用するならば、3号車(サンライズ出雲)のほうが10号車(サンライズ瀬戸)よりも比較的空いていて待たずに入れることが多かったです。
サンライズ vs 新幹線 どちらがオススメ?
一般的に「大阪から東京の移動」というと、新幹線のぞみ号を利用するかたが大多数かと思います。
ではここで、寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」と、新幹線のぞみ号を比較してみましょう。
| サンライズ | 新幹線 | |
| 時間 | 約 6時間30分 | 約 2時間30分 |
| 料金 | 約 12500円~ | 約 14500円 |
| 宿泊 | 不要 | ホテル必要な場合あり 約 10000円~ |
| メリット | ゴロゴロできる | 移動が短時間 |
※ 料金については、JRが設定する「繁忙期」「閑散期」「最繁忙期」において、多少の変動があります。
人件費高騰やインバウンド需要の増大により、大阪や東京といった都市部の宿泊費(ビジネスホテル料金)は1~2万円と、高額になるうえ、早期に確保しないと満室になるケースが増えています。
宿泊費を節約しながら移動したい場合や、寝台列車の旅を楽しみたい場合はサンライズが向いています。
一方で、とにかく早く東京へ到着したいなら新幹線が便利でオススメです。
しかし、移動と宿泊を兼ねながら、翌朝そのまま東京で活動できることがサンライズ最大の魅力です。
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その他 よもやま話
夜行列車で眠れるのか心配!
夜行列車というと、ガタン!ゴトン!と振動と音が発生するので、眠れないのではないか?と心配するかもしれません。
でも大丈夫。
走行するのは天下の大動脈・東海道本線です。
急カーブやポイント通過が少ないので、不快な揺れが少なく、私が乗車したときは静岡・熱海で一瞬目覚めた程度で、大阪から東京まで ほとんど寝て いました。
なお、夜中に外の景色を眺めたまま寝落ちてしまうと、カーテン全開で寝顔を通勤ラッシュの首都圏にさらして走ることになるので気を付けましょう(笑)
下り 東京→大阪 は乗れないの?
反対方向の下り列車(東京→大阪)も同様に使えるのか?というと、ちょっと難しいといえます。
下りのサンライズ号は京都・新大阪・大阪・三ノ宮は通過となり、関西地区で初めの停車駅は姫路に早朝5:25着となります。
姫路から大阪まで戻るとなると、新快速で1時間ちょいかかります。
まとめ
今回は、寝台特急サンライズを大阪から東京への終電として利用するという視点で紹介しました。
サンライズは人気が高く、たいていすべての寝台が1カ月前に売り切れてしまいますが、ときどきキャンセルが出ることもあります。
大阪から東京へ帰るときに、
「しまった!最終の新幹線に間に合わなかった!」
そんなときには。















