【特急すずらん運用】785系と789系1000番台の共通運用・2022春ダイヤ改正版

特急すずらんは札幌~室蘭間に6往復設定されている特急電車で、車両は785系または789系1000番台が用いられています。

本記事では特急すずらんの車両運用についてまとめています。

※2022/5/1 最新のダイヤを反映しました。


(初回投稿:2019年2月23日 最終更新:2022年5月1日)

特急すずらん 車両運用

特急すずらんには785系または789系1000番台が共通運用で使用されており、どちらで運転されるかは決まっていません。

すずらんの運用はA・B・Cの3通りがあり、

(A)1号-2号-5号-4号-7号-8号-11号-12号-東室蘭泊(翌朝 B)
(B)3号-札幌運転所(手稲)入庫
(C)札幌運転所(手稲)出庫-6号-9号-10号-東室蘭泊(翌朝 A)

というつながりになっています。
Bで札幌運転所(手稲)に入庫したのち、同じ編成がCで出てくることもあれば、違う編成に差し替えられることもあり、特に決まりはありません。

(A)
東室蘭→室蘭 回送
室蘭05:25-07:13(6)札幌 すずらん1号
札幌(6)07:30-08:58東室蘭 すずらん2号
東室蘭09:22-10:53(3)札幌 すずらん5号
札幌(7)11:32-13:13室蘭 すずらん4号
室蘭13:38-15:28(5)札幌 すずらん7号
札幌(7)16:03-17:47室蘭 すずらん8号
室蘭18:12-20:02(4)札幌 すずらん11号
札幌(6)22:00-23:44室蘭 すずらん12号
室蘭→東室蘭 回送
(東室蘭泊、翌朝 B)

(B)
東室蘭→室蘭 回送
室蘭06:54-08:38(5)札幌 すずらん3号
札幌→(手稲)札幌運転所 回送

(C)
札幌運転所(手稲)→13:45札幌 回送
札幌(5)13:56-15:38室蘭 すずらん6号
室蘭16:30-18:16(5)札幌 すずらん9号
札幌(7)19:14-21:03室蘭 すずらん10号
室蘭21:10-21:22東室蘭 普通4471M
(東室蘭泊、翌朝 A)

※札幌の(カッコ)表記は着発番線
※回送時刻は札幌駅入線時刻を除き非公表

2022年春のダイヤ改正では特に大きな変化はありませんでした。


↑特急すずらんは785系と789系1000番台の共通運用。
 いずれも室蘭駅にて。(2019年2月撮影)

なお、ダイヤが乱れた際は札幌運転所(手稲)から代わりの編成を札幌へ送り込み、差し替えられることもあります。


↑札幌駅に大幅な遅れで到着したすずらん5号、折返し4号への充当をせず札幌運転所へ回送。
 (回送は桑園駅にて、2019年2月撮影)

785系とは

785系特急形電車は1990年に札幌-旭川を結ぶ特急スーパーホワイトアローとしてデビューし、uシートの増結や編成の組替えを経て2002年3月からは5両編成×7本が活躍していました。

その後、2007年にスーパーホワイトアローはスーパーカムイに名前を変え、札幌-室蘭を結ぶ特急すずらんでも使用されるようになりました。

2017年3月のダイヤ改正にて789系0番台に置き換えられる形で「スーパーカムイ」からは撤退し、NE-1~5の5編成は廃車となり、2020年現在は5両×2編成(NE-501、NE-502)が特急すずらんのみで使用されています。


↑室蘭駅に到着した特急すずらん(2019年2月撮影)
 2016年3月まではスーパーカムイは新千歳空港まで直通運転しており、前面表示は「スーパーカムイエアポート」となっていました。(旭川にて、2012年9月撮影)

特急すずらん・785系の今後

以前のJR北海道からの発表資料に「785系はそろそろ終了」といった情報がありましたが、2017年3月ダイヤ改正に伴ってNE-1~5の5両×5編成が廃車になって以来、残された2編成(NE-501・NE-502)に動きはみられません。


↑NE-501、NE-502編成ともに3+2の5両編成ですが、運転台が封じられており独特な外観となっています。

特急北斗に用いられるキハ281系が徐々にキハ261系へ置き換えられるなか、785系の2編成については特に動きはみられず、特急すずらんの設定が削減されない限りは当分安泰とみられます。

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