飛行機にのって空から富士山を見たことはありますか?
羽田を出発する飛行機のうち、大阪伊丹行と福岡行についてどちら側に見えるのかをまとめました。
飛行機は空を自由に飛べるようにみえますが、多数の航空機をコントロールする管制の都合上、方向ごとに飛ぶ経路が概ね定められています。
羽田を離陸する飛行機のうち、西へ向かう飛行機は富士山の近くを飛ぶことになり、伊丹行は「富士山の静岡側」付近を、福岡行は「富士山の山梨側」付近を通過します。
なお羽田に着陸する飛行機については、地上の人口密集地への騒音を考慮してなるべく海の上を飛ぶように経路が設定されているため、富士山を間近に見ることはできません。
羽田発・大阪伊丹行の場合
伊丹行の場合は、富士山の静岡側(海側)を通ることになります。
↑参考:https://www.flightradar24.com より。
東海道新幹線と似たコース取りとなり、富士山は右側に見えます。
↑搭乗時の記録が不明ですが、高度は30000ft前後でしょうか?
羽田→伊丹は飛行距離が短いため、巡航高度が30000ft未満となることが多く、比較的間近に富士山を見ることができます。
なお30000ft=約9000mで、富士山の高さは3776mです。
ちなみに伊丹行だけでなく関西空港行、南紀白浜行、徳島行なども概ね同じルートを通ることになります。
羽田発・福岡行の場合
福岡行の場合は、富士山の山梨側(海側)を通ることになります。
↑参考:https://www.flightradar24.com より。
この場合は、富士山は左側に見えます。どの機材でも「A席」です。
羽田→福岡は巡航高度が40000ft程度になることが多く、高い空から富士山を見おろす形になります。上図の搭乗時はたまたま巡航高度が24000ft=約7300mであったため、かなり間近に富士山を眺めることができました。
ちなみに福岡行だけでなく高松行、長崎行なども概ね同じルートを通ることになります。
なおいずれの路線においても当日の気象条件や運航状況により、必ずしも上図のとおりに飛ぶとは限りませんのでご注意ください。
新幹線から富士山を見たいときはこちらから。
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