2025年3月6日に東北新幹線で発生した車両分離を受けて、3月13日までの間、新幹線「やまびこ・つばさ」「はやぶさ・こまち」の連結運転が中止となりました。
「山形新幹線つばさ」と「秋田新幹線こまち」が東北新幹線へ直通運転できない場合には、つばさは福島駅で山形方面への折返し運転を、こまちは盛岡駅で秋田方面への折返し運転が実施されます。
3月8日からは、つばさ号の福島駅での折返し運転は「新幹線14番ホーム」で行い、東京発着のやまびこと対面のりかえになりましたが、一時期みられた「福島駅在来線ホームでの折返し」を紹介します。
(初回投稿:2025年3月7日,最終更新:3月15日)
福島駅在来線ホームでの折返し
東北新幹線になんらかの異常が生じ、山形新幹線つばさ号が東京方面へ直通できなくなった際に、福島駅での折返し運転が実施されることがあります。
人身事故の影響など単発のものを除くと、直近では2022年3月に発生した地震の際に東北新幹線が不通となったため、およそ1カ月間にわたり福島駅での折返し運転が実施されました。
↓2022年3月当時はE3系1000番台も活躍していました。
(※2024年3月より順次E8系に置換え済)
↓福島駅を出発すると、新幹線ホームからの「アプローチ線」を見上げながら山形線の線路を走ります。
なお、車両の行先表示は「福島行き」に対応しています。
新幹線ホーム14番線での折返し
山形新幹線の福島駅「アプローチ線」は単線構造で、つばさは下り列車・上り列車ともに新幹線ホーム14番線から着発します。
そのため、東北新幹線にトラブルがあり直通運転できない場合も、14番線を使用しての折返し運転は可能な構造となっていますが、地震の際は新幹線の電力ケーブルや信号設備の復旧作業を行うためか、在来線ホームを使用しての折返し運転となりました。
2025年3月のトラブルは「車両の連結器」の問題であったため、新幹線ホーム14番線を使用することが可能であり、3月7日頃から14番線での折返しに変更となりました。
つばさ号を14番線に、やまびこ号を13番線に着発させることで、対面のりかえが可能となっています。