山形新幹線つばさ号の運行になんらかのトラブルが発生した際にみられる「福島駅在来線ホームでの折返し」を紹介します。
(初回投稿:2025年3月7日,最終更新:7月20日)
福島駅在来線ホームでの折返し
東北新幹線になんらかの異常が生じ、山形新幹線つばさ号が東京方面へ直通できなくなった際に、福島駅での折返し運転が実施されることがあります。
人身事故の影響など単発のものを除くと、直近では2022年3月に発生した地震の際に東北新幹線が不通となったため、およそ1カ月間にわたり福島駅での折返し運転が実施されました。
↓2022年3月当時はE3系1000番台も活躍していました。
(※2024年3月より順次E8系に置換え済)
↓福島駅を出発すると、新幹線ホームからの「アプローチ線」を見上げながら山形線の線路を走ります。
なお、車両の行先表示は「福島行き」に対応しています。
新幹線ホーム14番線での折返し
山形新幹線の福島駅「アプローチ線」は単線構造で、つばさは下り列車・上り列車ともに新幹線ホーム14番線から着発します。
東北新幹線にトラブルがあり直通運転できない場合も、新幹線ホーム14番線を使用しての折返し運転も可能な構造となっていますが、2022年の地震の際は在来線ホームを使用しての折返し運転となりました。
これは、東北新幹線の電力ケーブルや信号設備の復旧作業を行っていた関係で、新幹線ホームに入線させることができなかったのかもしれません。
2025年3月に連結車両が走行中に分離したトラブルの際は、当初は在来線ホームを使用して折返しをしていましたが、「車両の連結器」の問題であったため、新幹線ホーム14番線を使用することが可能であり、3月7日頃からは新幹線ホーム14番線での折返しに変更となりました。
つばさ号を14番線に、やまびこ号を13番線に着発させることで、対面のりかえが可能となっています。
2025年6月にE8系が走行不能となったトラブルの際は、新幹線ホームでの折返しを基本としつつ、一部列車が在来線ホームで折返しを行っていましたが、7月19日より全列車が新幹線ホームでの折返しとなっています。