2018年10月6日をもって築地市場が営業を終了しました。
最終日は混雑で写真撮影の余裕もなかろうと読んで、終了前日に都バス市01系統の乗り納めに早朝から出撃してきました。
↑朝6時前の新橋駅、修行僧の朝は早い。「引越し作業」という表現がナイスv
都バス市01系統(築地市場移転前)の運行概況
都バス市01系統は新橋駅と築地中央市場を結ぶ路線で、往路・復路で経路が異なります。
往路は浜離宮経由で中央市場交差点を右折して築地市場構内へ入り、復路は中央市場交差点付近の国立がん研究センターに停車したのち新橋駅まで途中停留所はありません。
また、市場が休みの日は構内へ入れないため運行系統が複数設定されています。
A 新橋駅→浜離宮→築地中央市場(循環)→国立がん研究センター→新橋駅
B 新橋駅→浜離宮→築地中央市場
C 築地中央市場→国立がん研究センター→新橋駅
D 新橋駅→浜離宮→築地市場正門→国立がん研究センター(循環)→新橋駅
E 新橋駅→浜離宮→築地市場正門
まずAは、築地市場構内の降車ポールと乗車ポールが離れているものの循環運行となっており、市場構内を経由して国立がん研究センターや新橋駅まで乗り通すことが可能です。
これは築地市場正門(朝日新聞社)に停車せず市場構内へ入るよう経路変更した際に、朝日新聞社までの利用客が市場構内を通過して国立がん研究センターで降りられるよう便宜を図った…ということのようです。
もっとも、市場構内の通過に時間がかかるのと、朝の通勤時間帯はDの市場構内へ入らない循環系統があるため、実際に循環運行の恩恵を受ける利用客は少ない模様です。
B、Cは朝を中心に設定されており、Aを循環運行せず分断したものになります。
かつて市場構内にあったバス休憩所への出入りの関係か、朝は市場構内が混雑して通過に時間を要するため循環運行をしないことにしているのか、詳細は不明です。
循環の取扱いが無いというだけで、バスの動き自体はAと同一になります。
↑Aは(循環)の文字が入る、2016年8月撮影。Bは(循環)無し。いずれも新橋駅にて。
なお2016年頃まではサカナを運んでもシミが付かないように…ということか、座席カバーがビニル製の専用中型車が充てられていました。
Dは市場休場日の「休市ダイヤ」の全便と平日の朝の一部で設定されています。
市場構内へは入らずに中央市場交差点の手前(築地市場正門)と左折後(国立がん研究センター)に停車し、そのまま新橋駅へと戻ります。
Eは朝の始発1本だけの築地市場正門止まりで、新橋駅まで速やかに戻れるように復路は客扱い無しの回送にしているものと思われます。
さすがに朝5時に1本だけ現地確認しに行くガッツはありませんでしたw
いざ築地市場構内へ
新橋駅から市01系統に乗車し、10分もかからず築地市場へ。
構内の様子は非常に独特で、多数のターレーが左から右からバスを追い抜いていきますw
朝6時台の構内は運送トラックやターレーの動きが活発で、通過にやや時間を要します。
↑乗車ポールは「手前のほう」にあります。そして運行終了の告知。
↑古めかしい看板。
「築地市場内混雑のため場内入場が困難な場合、やむを得ず朝日新聞社折り返しの運行となる場合もございますのでご了承願います。」
築地市場構内へ入れないときはA・B・CをやめてDで運行します…とのこと。
なお営業最終日の10月6日は、早朝の数本を除いて「やむを得ず朝日新聞社折り返しの運行」となったとのことで、前日に見に行っておいて正解でした。
※
市01系統は築地市場の移転に伴い、2018年10月11日のダイヤ改正で新橋駅⇔豊洲市場の系統に変更となります。上記は10月6日までの運行概況等となりますのでご注意ください。