JALでは羽田または大阪(伊丹・関西)発着、往復6000マイルで「どこかに」行ける、どこかにマイルというサービスを提供しています。
どこかに「参る」と「マイル」を掛けているのでしょうか…?
2018年のJGC修行でマイルがたくさん貯まっていましたので、モノは試しでどこかにマイルを利用して飛んで参りました。
どこかにマイル 予約のしくみ
どこかにマイルを利用する際はまず、発着地と日付時間帯を選択して検索します。
行先候補として提示されるのは「その日の選択した時間帯に特典航空券の空席がある路線」になります。
そのため羽田発着でいうと「土曜の朝発、日曜の夜着」といった「特典航空券が早期に埋まりやすい日時」だと、特定の(不人気路線の)行先しか表示されなかったり、候補なしのエラーになったりします。
「ほぼ北日本方面だナ」と思っていたら松山に決まってズッコける…というのもアレでして、どうせなら「北海道のどこか」「九州のどこか」などコンセプトを定めた4候補がイイよな~ということで何度か検索してみますと。
特に回数は明示されていませんが、一定回数に達するとエラー画面が表示されます。
さて、私が今回どんなコンセプトの4候補を求めたのかといいますと…
せっかくJGCプレミアのステイタスを得たのでDPラウンジを利用したい
ということで、DPラウンジ確定ガチャ、すなわち「千歳、伊丹、福岡、那覇という4候補」での申込みを目指すことにしました。
表示される行先候補と確率
日時は3月の月曜16~19時発・火曜19~24時着で、約10日前に検索をしてみたところ、表示された行先候補は…
北海道:千歳、函館、旭川、帯広、釧路、女満別
本州:青森、秋田、三沢、伊丹、岡山、宇部
四国:徳島、松山、高知
九州:北九州、福岡、大分、熊本、宮崎、鹿児島、那覇
という22の空港でした。
(数学の嫌いなかたはテキトウに読み飛ばしてください)
22通りから4通りを選ぶ組合せは 22C4=22×21×20×19/(4×3×2×1)=7315通り
DPラウンジ確定ガチャを出すためには4C4/22C4=1/7315の確率と戦わねばなりません。仮に検索回数の上限が設定されていないとしても、ちょっとやりたくない数字でありますw
いちおう2日間にわたり上限回数まで回してみましたがDPラウンジ確定ガチャは出現せず、実感としては「どうも四国の行先が表示されやすい」感じでした。
続いて時間帯のみ変更し、3月の月曜19~24時発・火曜19~24時着で検索しますと、表示される行先候補は
北海道:千歳
本州:中部、伊丹、宇部
四国:高松、松山、徳島
九州:福岡、北九州、大分、鹿児島、那覇
という12の空港になり、先の22よりもだいぶ絞られました。
12通りから4通りを選ぶ組合せは 12C4=12×11×10×9/(4×3×2×1)=495通り
ということで、500回くらいならまぁ回そうかな…と思える数字です。
(我ながら、くだらないことに時間と労力を使っているなぁと思います(笑)
なお、今度は中部(セントレア)の出現率が高いような感じがしましたので、やはり空席によって表示されやすさを変えているのかもしれません。
ということで、何回か検索回数上限にひっかかりつつも…
このように「たったひとつの目的候補を出す」となるとなかなか大変なのですが、行きたくない候補を表示させないことはある程度可能です。
例えば羽田→中部の便は朝と夜の2便しか設定されていないため、日中の時間帯を選んでいる限り「中部」が候補に出てくることはありません。
DPラウンジ確定ガチャ、行先は札幌(新千歳)に決定
申し込みをすると「3日後までに行先を通知」されることになっており、約1日半後に確定のメールが届きました。
順当に伊丹か福岡になるだろうと思っていたのですが、予想外に千歳に決定。
1~2月に3回千歳へ飛んでいるのですが、またまた行くことにw
どこかにマイルはあくまで”特典航空券”
本稿はどこかにマイルのシステム紹介が目的なので、搭乗記はサラっと。
どこかにマイルはあくまで”特典航空券”の一種ですので、当日出発空港にて空席があれば、前便への変更やクラスJへアップグレードが可能です。
当初指定されていたのは19:30発の便でしたが、16:30発に変更。
↑旅の始まりは羽田DPラウンジから。クラスJへのアップグレードも可能です。
復路ではこの旅最大の目的?である新千歳空港DPラウンジへ。
DPラウンジでくつろいでいますと、搭乗開始間際に突然の悲報が…
「使用機材が千歳へ着陸する際に鳥とぶつかったため、出発時刻は未定となりました。」
さらには前便の空席があまりなく、振替を承れるかは微妙との放送も。。
私は急ぐ旅ではなし、DPラウンジにいるのは快適なので、気長に待つことにしました。
ということで最後に新千歳空港でバードストライクに”参る”ことになりましたが、往復わずか6000マイルで飛べて、非常にコスパの良い旅でありました。
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