【図解】カンタス航空 国内線・国際線ラウンジの分類

オーストラリアを拠点とするカンタス航空には、国内線・国際線に計4種類のラウンジがあります。

カンタスのラウンジについてネットで調べようとすると、検索結果を国内線・国際線で分離できないことに始まり、「カンタスクラブ」がラウンジ/マイル会員組織のどちらを指しているのかのかが不明瞭であったりと、分かりにくいことが多々あります。

そこでこちらに、カンタスの各ラウンジについてざっくりとまとめました。

カンタスのラウンジは4種類

1. 国際線 ファーストラウンジ
 国際線ファーストクラス利用時、最上級会員(ワンワールドエメラルド)

2. 国際線 ビジネスラウンジ
 国際線ビジネスクラス利用時、上級会員(ワンワールドサファイア)
 空港フロアマップ等で「カンタスクラブラウンジ」と記載される場合アリ

3. 国内線 ビジネスラウンジ
 国内線ビジネスクラス利用時、最上級会員(ワンワールドエメラルド)
 JALのダイヤモンドプレミアラウンジに相当

4. 国内線 カンタスクラブラウンジ
 上級会員(ワンワールドサファイア)
 JALのサクララウンジに相当

分かりにくさの原因となるのは、国内線の上級ラウンジが「ビジネスラウンジ」という名称である点であると思われます。

JALの公式HPにも「ワンワールドサファイアでは各社のビジネスラウンジを利用可能だが、カンタス国内線ビジネスラウンジだけはNG」といった注意書きがあります。

以下では、各ラウンジの様子を紹介します。

1. 国際線ファーストラウンジ(シドニー)

2019年8月訪問。

国際線ファーストラウンジは全世界に5ヶ所のみ設置されており、
 オーストラリア シドニー、メルボルン
 その他の国 オークランド、ロサンゼルス、シンガポール(2019年12月open!)
ということで、日本国内にはありません。

そのなかでも最高峰といわれるシドニー空港国際線ファーストラウンジを利用しました。


↑エスカレーターを上がった先にラウンジ入口があります。


↑入ってすぐに反転フラップ式(パタパタ)表示機。中はとても広い空間です。

平日の朝7時台、あまり出発便が多くない時間帯なのか利用客はまばらでした。
相当な座席数があるので、なかなか埋まることはなさそうです。

スタッフに朝食メニューをお願いしたいのですが…と申し出ると Of course! とのことで、シドニーファーストラウンジ名物(?)のエッグベネディクトをいただきました。

1時間弱の滞在でしたが、ゆったりとくつろぐことができました。

2-1. 国際線ビジネスラウンジ(成田)

2018年11月訪問。
成田空港第2ターミナルのサテライトにはカンタスビジネスラウンジがあります。
カンタス便を利用しない時でも、ワンワールドサファイア以上のステイタスを保有していれば利用可能です。

この日はJAL便だったため、カウンターでは「サテライトにJALさんのラウンジもありますよ」と促されつつの入室w

食事のラインナップはJAL本館サクララウンジほどではないものの、焼きたてピザがあったりビールの銘柄を選べたりとなかなか良い感じです。


↑なおビールグラスがオーストラリアンサイズw

搭乗時刻が接近していたためわずか15分滞在で飲み喰いして出てしまいましたが、ラウンジ内はとても落ち着いた雰囲気でした。

2.2 国際線ビジネスラウンジ(シンガポール)

2018年11月訪問。
その後、シンガポールチャンギ空港には2019年12月に国際線ファーストラウンジが開設されました。


↑平日の夜21時頃、中はガラガラ。


↑利用客の少ない時間帯も、ビュッフェエリアはきちんと営業。

ビールはスタッフに申し出るとサーバーから注いでもらえます。
その他、ラクサなどのオーダーメニューもありますが、あまり時間の余裕がなく見送り。


↑シャワー室はたくさんあり、混雑時間帯でなければ待たずに利用できます。

3-1. 国内線ビジネスラウンジ(メルボルン)

2019年8月訪問。
メルボルン→シドニー線というのは、日本でいうところの伊丹→羽田線でしょうか。

ラウンジ内は広くたくさんの席がありますが、平日の夜ということで、主にビジネスマンで大・大・大混雑しており、空いている座席を探すのにも一苦労するような状況でした。

ということで、ラウンジ内の写真は撮れず、食事関係のみ掲載。

ビュフェコーナーに「ヌードルバー」があり、ビールはサーバーから注いでいただくスタイルでした。利用者の多くは料理やビールにはあまり手を付けていませんでした。
これぞ”ザ・ビジネス”ラウンジ。

3-2. 国内線ビジネスラウンジ(シドニー)

2018年7月訪問。

この時はエミレーツ航空にて「クライストチャーチ→シドニー→メルボルン」という乗継利用をしており、オーストラリア国内線部分となるシドニー→メルボルンはカンタス運航便利用でした。
(国際線、国内線部分ともにビジネスクラス利用)

カンタスのHPには「カンタスのラウンジを利用したければEK便名ではなくQF便名で購入せよ」といった注意書きがありますが、「国際線の国内線部分(ビジネスクラス利用)」についてはEK便名であってもラウンジ利用対象となります。

こちら日本でいうところの羽田DPラウンジにあたりますが、とんでもなく広いw

時間帯が遅かったため店仕舞いモードでしたが、軽食とアルコールほか各種提供あり。
ジュースの機械が営業終了で使用できませんでしたが、スタッフに何かノンアルコールの飲み物は…と声を掛けると、レモネードならOK!との快いお返事v

4. 国内線カンタスクラブラウンジ

2020年2月現在、利用したことはありませんが、シドニー空港のラウンジ入口はこんな感じ。

ビジネスラウンジは黒系の看板ですが、カンタスクラブラウンジは赤系の看板です。

以上、カンタス航空の各ラウンジについてのまとめでした。

こちらの記事も読まれています: