【キハ183運用】オホーツク・大雪の定期運用から引退するキハ183系の時刻表・ダイヤまとめ

2023年春のダイヤ改正にて、石北本線の特急「オホーツク」「大雪」の車両がキハ283系に変更され、キハ183系の定期運用が終了となります。

現在のダイヤでキハ183系で運転される列車の時刻(車両運用)をまとめました。


(初回投稿:2023年3月10日

キハ183系「オホーツク」「大雪」運用(運転時刻)

まずは車両の動きにフォーカスして運転時刻を記載します。
キハ183系は3通りの運用があり、
A 苗穂出庫→札幌→網走→旭川→網走(泊)
B 網走→札幌→網走(泊)
C 網走→旭川→網走→札幌→苗穂入庫
となっており、少ない編成数で効率的に回せるようにダイヤが組まれています。

運用A
苗穂運転所→06:38札幌(7) 回送
札幌(7)06:56-12:17網走 オホーツク1号
網走12:35-16:19旭川 大雪4号
旭川17:05-20:49網走 大雪3号

運用B
網走05:56-11:19札幌(5) オホーツク2号
札幌→苗穂運転所 回送
苗穂運転所→17:18札幌(9) 回送
札幌(9)17:30-23:00網走 オホーツク3号

※札幌のカッコ数字は発着番線を示します。
 (ダイヤ乱れ等により変更される場合があります。)


↑札幌から網走を結ぶ石北本線特急「オホーツク」と「大雪」

運用C
網走08:06-11:50旭川 大雪2号
旭川12:41-16:35網走 大雪1号
網走17:25-22:53札幌(2) オホーツク4号
札幌→苗穂運転所 回送

一部の列車において、キハ261系ラベンダー編成・はまなす編成で運転する日がありましたが、ダイヤ改正直前の2023年3月10日~3月17日は全ての列車がキハ183系で運転します。

この記事に記載の情報は「JR時刻表 12月号」をもとにしています。お出かけの前に最新の時刻表等でもご確認をお願いします。

キハ183系「オホーツク」「大雪」下り・上りダイヤ(運転時刻)

続いて、下り列車・上り列車それぞれのダイヤを時刻の順に記載します。

下り列車
札幌(7)06:56-12:17網走 オホーツク1号
旭川12:41-16:35網走 大雪1号
旭川17:05-20:49網走 大雪3号
札幌(9)17:30-23:00網走 オホーツク3号

上り列車
網走05:56-11:19札幌(5) オホーツク2号
網走08:06-11:50旭川 大雪2号
網走12:35-16:19旭川 大雪4号
網走17:25-22:53札幌(2) オホーツク4号

なお、石北本線は遠軽駅で列車の進行方向が変わります。
(下り、上りともに遠軽へ向かうときの先頭が1号車です。)


↑遠軽駅近くの歩道橋より、網走から来た大雪4号が遠軽で方向転換して旭川へと向かう。

2023年春のダイヤ改正で石北方面特急に起こる変化

2023年3月18日のダイヤ改正にて、石北本線の特急列車「オホーツク」「大雪」は、使用車両がキハ183系(所定4両編成)からキハ283系(所定3両編成)に変更されます。

現行車両のキハ183系は、かつて函館本線の特急「北斗」として用いられたものを中心に編成されており、2023年3月現在の定期運用では石北本線が唯一の活躍の場となっています。

新たに導入されるキハ283系は、2022年3月まで札幌~釧路間の特急おおぞら(スーパーおおぞら)に用いられていた車両で、おおぞらの定期運用引退から1年を経て”復活”する形になります。


↑キハ183系の後継として投入されるキハ283系(2022年1月撮影)

まもなく引退・キハ183系の見どころ

ハイデッカー仕様グリーン車
石北本線の特急「オホーツク」「大雪」は、キハ283系への置換えによりグリーン車の設定がなくなります。

現行のキハ183系のグリーン車は、ハイデッカー仕様で座席は2-1列配置と、ゴージャスな造りになっています。


↑バリアフリー対応の流れで、近年は数を減らすハイデッカー仕様


↑重厚感のある2-1列配置の座席

最前列から前面展望を楽しめるかぶりつきシート
キハ183系の先頭車は、進行方向右側(運転席の無い側)の席から前面展望を楽しめる構造になっています。


↑最前列から前方を楽しむことができる(2022年1月撮影)

4号車は自由席ですが、最前列となる17番AB席だけは、2022年7月より「かぶりつきシート」という名称の指定席で販売されています。

1号車の場合は最前列が1番CD席…というわけではなく、1号車も17番AB席が最前列「かぶりつきシート」になります。

2両が復刻塗装に
2022年5月に、キハ183系のうち2両(キハ183-8565およびキロ182-504)がデビュー時のデザインに復刻塗装されました。

なお、気動車というものは電車と異なり”1両単位”で管理されているため、これら2両がセットで走るとは限りません。


↑復刻塗装車両は遠軽方に連結される

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