【キハ40形】北のヨンマル完全引退は延期か?2025年3月ダイヤ改正で石勝線から撤退。

JR北海道の普通列車として、道内各線どこでも見ることができたキハ40形(通称”北のヨンマル”)は、老朽化により徐々にその数を減らしています。

以前は「2024年度末(2025年春)までに定期運用からすべて引退する」と報道されていましたが、2025年3月15日のダイヤ改正では「石勝線(千歳~新夕張)から撤退」するものの、他線区については明言されていません

(初回投稿:2024年2月1日,最終更新:2025年3月1日)


2025年春に完全引退…ではなかった?

JR北海道のキハ40形は「2024年度末(2025年春)までに定期運用からすべて引退する」との報道がありましたが、JR北海道からのダイヤ改正のお知らせには「石勝線(千歳~新夕張)の全列車にH100形を投入してキハ40形・キハ150形を置き換える」との表現にとどまっています。


※JR北海道ホームページより引用
 https://www.jrhokkaido.co.jp/daiya20250315

今回のダイヤ改正では石北本線の特急「大雪」が快速列車化されることでH100形の運用が増えることもあり、当初想定していたとおりにはキハ40形をすべて引退させることができなくなったものと思われます。

(2025年3月1日追記)
一部報道機関によるJR北海道への取材によると、2025年3月のダイヤ改正にて石勝線系統に加えて「函館本線(函館~長万部)」「函館本線(滝川~旭川)」「根室本線(滝川~富良野)」「宗谷本線(旭川~音威子府)」についてもキハ40形の定期運用を終了するとのことです。

2025年2月時点の運用線区

2025年2月時点で、北海道内でキハ40系が定期運用されているのは以下の線区です。

・函館本線(函館地区)
函館~森~長万部

・函館本線
岩見沢~滝川~旭川 ※1

・室蘭本線
糸井~苫小牧~追分~岩見沢 ※1

・日高本線
苫小牧~鵡川

・千歳線および石勝線
千歳~南千歳~追分~新夕張【2025年春で終了】 ※1

・根室本線
滝川~富良野

・宗谷本線
旭川~音威子府 ※2

※1 キハ150形で運転の場合あり

※2 宗谷本線 毎日運転の定期運用は無し
  キハ54形が検査等で不足する際の代走として使用される場合あり  

2025春・石勝線から撤退

2025年3月15日のダイヤ改正にて、石勝線においてキハ40形の定期運行が終了します。

石勝線の新夕張~夕張は2019年3月に廃線となり、新夕張~新得は特急列車のみが運行されているため、2025年2月現在で普通列車が運行されているのは千歳~南千歳~新夕張の系統のみとなります。

↓千歳駅で折返し、石勝線へ向かう普通列車(2019年3月)

この系統の運転本数はとても少なく、特に追分から新夕張への下り普通列車は1日に2本しか設定されていません。

・下り
千歳07:45-南千歳07:50-08:05追分
千歳08:57-南千歳09:02-09:19追分
千歳11:35-南千歳11:40-12:37新夕張
千歳14:34-南千歳14:39-15:07追分
千歳17:26-南千歳17:31-18:23新夕張
千歳19:58-南千歳20:03-20:20追分

・上り
新夕張06:18-南千歳07:13-07:18千歳
 追分08:14-南千歳08:39-08:43千歳
 追分10:03-南千歳10:19-10:23千歳
新夕張13:12-南千歳14:19-14:23千歳
 追分16:48-南千歳17:04-17:09千歳
新夕張18:42-南千歳19:40-19:45千歳

これらを朝から順に追いかけていくと、1つの車両がひたすら往復する単純なダイヤになっており、検査時の予備を含めても必要な車両数は2編成(2両)だけです。

前年の2024春には石北本線・釧網本線から撤退

前年のダイヤ改正(2024年3月16日)では石北本線・釧網本線からキハ40形が撤退し、運用範囲がおおきく狭まりました。

↓石北本線 金華信号場で折返しを行うキハ40形(2017年11月)

2025春ダイヤ改正後の動きは?

これまでにH100形が投入されていない線区のうち、函館地区(函館~長万部)・苫小牧地区(苫小牧~鵡川)・岩見沢地区(岩見沢~苫小牧)については、すぐにキハ54形を転用する可能性は低いと考えられることから、当面はキハ40形が残るのではないでしょうか?

次の大きな動きとしては、2026年3月末に予定されている留萌本線(深川~石狩沼田)の廃止の際に、旭川地区に在籍するキハ54形の転属および一部線区でのキハ40形の撤退があるものと思われます。

↓今後もしばらくはキハ40形が残るかもしれない?函館地区、苫小牧地区、岩見沢地区(いずれも2012年7月)

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