〈JGC修行〉初めてのOKASINタッチまとめ・傾向と対策

2024年1月より、JALグローバルクラブ(JGC)の入会基準は、新たな生涯実績プログラム「JAL Life Status ポイント」によるものとなりました。

この記事は、2018年に「FLY ON プログラム」の搭乗実績(FOP)によりJGCに入会した記録となりますのでご注意ください。


OKASINタッチについて ざっくり 解説

「解説」が「解脱」に見えるようになったら、アナタも修行僧の仲間入りです(?)

OKASINタッチとは「国際線航空券の国内線部分は区間によらず片道5000円・FOP積算率が普通運賃相当(100%)」という制度を利用(悪用?w)して、FOPを効率良く貯めるテクニックのひとつです。

この制度は、例として青森県の三沢からホノルルへ海外旅行をするときに、三沢から直行の国際線が設定されていないため、三沢-羽田-ホノルル-羽田-三沢をまとめて購入すると、前後の三沢→羽田・羽田→三沢が片道5000円で利用可能…というものです。

どの区間でも5000円ということは、なるべく遠い空港のほうが(FOP効率的に)トクなのでは?ということで、那覇を選びます。さらに国際線の旅行先は「運賃と距離とFOP数を比較検討するとシンガポールがおトク」ということが、先人達によって解析的・実験的に明らかにされているため、これにならって那覇-羽田-シンガポール-羽田-那覇とします。

東京に住んでいる人がこの旅行をすると、まず初めに(別途購入する国内線で)那覇へ行き、最後は(やはり別途購入する国内線で)那覇から帰ってくる必要があるため、旅行全体のフライトは羽田-那覇-羽田-シンガポール-羽田-那覇-羽田の6レグとなります。

空港3レターコードは那覇がOKA、シンガポールがSINということで、この6レグで旅行(して現地でロクに滞在せず淡々と飛び続けること)をOKASINタッチと呼びますv

なお、羽田/成田は同一空港として扱われるため、国内線と国際線の乗継時に羽田⇔成田の地上乗換が含まれても構いません。

OKASINタッチの行程概要と振り返り

私のOKASINタッチ旅行は、GWを活用して現地1泊・機内2泊・全体4日間の行程でした。

第1レグ 羽田10:55→13:55那覇 JAL909 先得クラスJ/16990円/1672FOP@10.16
第2レグ 那覇19:45→22:05羽田 JAL920 国内線乗継/5000円相当/2368FOP@2.11
第3レグ 羽田24:05→06:15シンガポール JAL035 国際線プレエコ/5368FOP@10.67
■シンガポール市街地1泊
第4レグ シンガポール25:50→09:50羽田 JAL038 国際線プレエコ/5368FOP@10.67
第5レグ 羽田12:25→15:00那覇 JAL915 国内線乗継5000円相当/2368FOP@2.11
第6レグ 那覇19:45→22:05羽田 JAL920 先得クラスJ/12190円/1672FOP@7.29

第1レグはGW前半の午前の下り便ということで割と高めの運賃・FOP単価となっていますが、時期と便をうまく選べば先得で1万円前後になります。

第3レグ、第4レグの国際線はFOP積算率の都合上、プレミアムエコノミークラス(通称プレエコ)を利用します。エコノミーの安い運賃だと積算率が50%or70%となることがほとんどですが、プレエコの場合は割引運賃でも積算率100%となります。

ではビジネスクラスは?というと、積算率125%なのでFOPが多いは多いのですが、運賃が圧倒的に高くなるため、逆に効率が悪化してしまいます。

OKASINタッチの国際線はプレミアムエコノミー、これはテストに出ますw


↑プレエコがどんなモンかよく分からずに予約しましたが、羽田空港ではサクララウンジを利用でき、たまたま機内が空いていて大変快適でした。

第2レグ、第5レグは「国際線航空券の国内線部分は区間によらず片道5000円・FOP積算率が普通運賃相当(100%)」に該当するため、ここだけをクローズアップすると「5000円で2368FOP・単価は2.11」という驚異的な値になりますが、那覇→羽田→シンガポール→羽田→那覇のOKASIN4レグ合計では124540円で15472FOP@8.05となります。

ウルトラ先得で羽田-那覇を単純往復する場合、FOP単価が6.00を切るケースもあるので、「FOP単価の観点では必ずしもOKASINが最良とは限らない」ということが分かるかと思います。OKASINは「最短3日間で20000FOPを一気に稼ぐことができる」という点に、最大のメリットがあるといえるでしょう。

反省点1 序盤から那覇でウロつくと体力を消耗する

前半と後半で2回訪れることになる那覇は、小学生以来の訪問ということで「せっかくだから半日滞在」としたのがやや失敗でした。第1レグを午前便としたため運賃がやや高くなった上、後に夜行国際線が控えるなか「序盤から暑い那覇でウロウロして体力を消費」してしまいました。

シンガポールで元気に過ごすことのほうがより大切ですし、OKASINタッチは「無事に6レグのフライトをこなす」ということが最大の目的なので、前半戦の那覇では滞在時間を確保せず午後~夕方の便でOKAタッチのほうが良いと思います。


↑観光すること自体は悪くないのですが…

反省点2 国内線⇔国際線の乗継は余裕を持たせたほうが良い

往路は羽田にてJAL920便(22:05着)からJAL035便(24:05発)へ2時間の乗継設定としました。

東京在住のため国内線⇔国際線の乗継というものの経験がなく、2時間もあれば充分かな?と思っての選択でしたが、実際のところ3時間程度あるとちょうど良いように感じました。

なお那覇では「那覇→羽田→シンガポール」のチェックインする際に「羽田での乗継時間が短いようですので、前方座席へ変更いたしましょうか?」とオファーを頂きました。
地上係員から見ても「羽田での内際乗継に2時間は短い」設定であるようです。

今回は国内線のJAL920便が定刻で到着し、国際線のJAL035便が1時間遅れで出発したため結果的に余裕を持った乗継になりましたが、国内線が多少遅延しても慌てないよう、国内線から国際線へ乗継ぐ際は余裕を持たせたほうが良いでしょう。
時間が余っても、サクララウンジでゆっくりできますし♪

復路については、羽田にてJAL038便(09:50着)からJAL915便(12:20発)へ乗継として2時間半確保し、実際は国際線が少々早着したため3時間弱の乗継でした。

国際線→国内線の乗継については、ギリギリの乗継にしていて国際線が遅延しても後便へ振替が効くのであまり心配はありませんが、余裕を持たせておくとレンタルWi-Fiを返し忘れたりしても安心ですし、国内線サクララウンジを利用可能な場合はシャワーを利用してサッパリもできます。


↑国内線ターミナルからモノレールで移動してサクララウンジへ。

反省点3 後半戦の那覇で遊ぶ元気は残っていない

後半戦の那覇はJAL915便で15:00着、最速で羽田へ帰る場合は16時前のJAL912便(※JAL915便と同じ機材・乗務員)利用となりますが、先得運賃が「~JAL918便まで」と「JAL920便・922便」で大きく異なっていたため、安さに釣られて第6レグをJAL920便利用としました。

そのため那覇にて4時間ほどの自由時間がありましたが、眠気と疲労にヤられて動く気にならず、ネカフェで昼寝休憩になりました。。早朝に到着する国際線で帰国し、昼間のうちに那覇タッチをして早く家へ帰ったほうがダメージが少なくて良いでしょう。


↑22時過ぎに羽田へ到着、かなりの疲労感が…

まとめ

上記のようにいくつかの反省点はありましたが、総じて大きな無理やムダなく、無事にOKASINタッチ6レグを飛ぶことができました。体力面の負担はありましたが、4日間で20000弱のFOPを得られ、とても大きな「はじめの一歩」となりました。

※本稿は2018年5月現在のJAL運賃制度等を元に記述しています。
 今後の制度改定等にご注意ください。

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