JALビジネスクラス”SKY SUITE”初利用時の「最大の失敗」とは・JL773便NRT→MEL/JL772便SYD→NRT

オーストラリア旅行の際にJALビジネスクラス SKY SUITE (SS8・SS9) を利用しましたので、サービスについてのまとめと私がやってしまった最大の失敗について紹介します。

※搭乗したのは2019年8月です。
 JALのオーストラリア路線は2020年3月末より「羽田発着」に変更予定です。

東京(成田)からオーストラリアへのJAL便は、

・夜 成田→シドニー JL771便
・朝 シドニー→成田 JL772便
・朝 成田→メルボルン JL773便
・夜 メルボルン→成田 JL774便

といった設定になっており、ビジネスクラスを利用するのに寝ているだけではもったいない(*)ということで、今回は往復ともに昼行便になるようJL773便/JL772便を利用することにしました。

(*)
寝たい時に周りを気にせず眠れるのがビジネスクラスの価値!など、諸説あり。

寝台特急(ブルートレイン)においても「寝ないともったいないけど、寝たらもったいない」という言葉があったのが思い出されますw

成田1030→2155メルボルン JAL773便

メルボルンはUTC+10の地域なので、所要時間は10時間25分になります。


↑JL773便はB787-8で、ビジネス/エコノミーの2クラス構成です。
以前はプレミアムエコノミーの設定がありましたが、変更になったようで。

少し遅れるようで10:25頃から搭乗案内、ウェルカムドリンクは無く10:50ドアクローズ。


↑ビジネスクラス、個室感あって非常にイイv

JALのビジネスクラスにはいくつかの種類がありますが、こちらは長距離向けのスタッガート式配列のSKY SUITEです。

窓側の席からでも通路へアクセス可能で、隣を気にせず席を立つことができます。
今回は右窓側のK席を選択。「アクセス通路部分」は、非常に狭いw

ドアクローズからの動きは素早く、11:00に16Rから離陸。

ベルトサイン消灯後、11:35頃に食事提供について確認があり、11:50頃から順次配膳。
往路は洋食を選択しており、お通し→オードブル→メーン→デザートと、1時間程度のコース形式での提供となります。

メインはサーロイン、こんなにも柔らかい肉は初めて食べたかもしれないw
タレも絶妙なおいしさで、ビジネスクラスを選択して本当に良かったナと思いました。

食後1時間ほど経つと、照明が暗くなりお昼寝の時間帯…ということのようです。
ちょうどコナン映画を見始めていたので、そのままラストまで視聴。

せっかくのビジネスクラスなのでフルフラットにしてエアウィーブの敷布団も使ってみましたが、「水平飛行中は機首を少し上向きにして飛んでいる」という知識があるためか「頭に血が上る」ような感覚があり、完全に倒さず止めるくらいがちょうど良いと感じました。

周囲で飲食のザワザワ感があり、1時間半ほどで昼寝は終了。
個室感があるとはいっても、ふつうに音は聞こえてくるので、ティーカップの音などが気になるといえば気になります。

二食目の軽食は手元の端末から好きなメニューを注文する形になりますが、ちょうどみんな一斉に注文したようで「少々お時間がかかります…」とのこと。


↑海外旅行中は野菜不足になりやすいので、少しでも補給しておく作戦。

JL773便利用においてお目当てにしていたのが「水平線に沈む夕陽」であり、そのために右窓側(K席)にしていたのですが、太平洋上空というのは意外と雲が多く、雲の向こうへと沈んでいきました。

ということで、21:35に着陸して、21:41にはドアオープン。
成田で少々出遅れましたが、定刻よりも少し早めの到着でした。

JALビジネスクラス初利用における最大の失敗とは

今回は10時間以上も昼行便の国際線に乗るのだからきっと機内でヒマだろう…ということで、ノートPCを持ちこんでいたのですが。

ビジネスクラスなので、周りの目を気にせず使用できる環境でもあるのですが。

コース形式の機内食、コナン映画、フルフラットにして昼寝、二食目の軽食と、色々”イベント”が多く、ほとんど出番がありませんでしたw

重い想いをして持ってきたのに、、これが今回の旅行における最大の失敗です。

羽田→那覇の国内線ファーストクラス利用時は3時間があっという間」であるのと同じ原理で、ビジネスクラス利用であれば10時間くらい「積極的なヒマつぶし」をしなくても、飽きる前に到着しますw

シドニー0815→1705成田 JAL772便

シドニーはUTC+10の地域なので、所要時間は9時間50分になります。
数日間のオーストラリア滞在を終えて、シドニー発のJL772便にて灼熱の日本へ帰ります。

搭乗券に記載の07:50にゲートへ行くと、ちょうど搭乗開始で中へ。

復路は左窓側のA席を選択し、隣のC席は空席。
ビジネスクラスは半分程度の埋まり具合でしたが、エコノミーには修学旅行生が搭乗しており割と埋まっていたようです。

なおシドニー線(JL771便/JL772便)はB787-9が充てられており、ビジネス/プレエコ/エコノミーの3クラス構成です。メルボルン線のB787-8よりも少し胴体が長く、座席数も少し多い設定になっています。


↑復路はウェルカムドリンクあり。
 往路は遅延により「全員に配っている余裕が無い」と判断してのスキップか。


↑羽田と同じ34Lの滑走路。離陸してしばらくは住宅街の風景。

ベルトサイン消灯後、食事提供についての確認があり、9:30過ぎから順次配膳。
復路は和食を選択しており、先付→彩御膳→台の物→甘味と、洋食と同様に1時間程度のコース形式での提供となります。

上空で炊きたてごはんが提供されるというのが、本当にスゴい。

海外発便の和食メニューは現地で積み込む食材でつくるためビミョウなケースも多々ありますが、今回はとてもおいしくいただきました。


↑一期一会(?)の島を眺めながら食後のシャンパンをいただく

食事が落ち着いたところで、ちょうどパプアニューギニアに差し掛かり、バタフライアイランドを見るために外の景色に集中します。

本日のチーフパーサーはバタフライアイランド推しで「そろそろですね、でも雲がかなり厳しいですね」とお声掛けくださり。


↑雲が多かったですが、切れ間から30秒ほど見ることができました。

昼行便、そして左窓側(A席)にしていて本当に良かったです。

バタフライアイランドについて詳しくはこちらにまとめています。

満足したところで寝具を整えて3時間弱の昼寝。

やはり復路も、ヒマつぶしグッズとして持ちこんだノートPCの出番はありません…w


↑昼寝後のおやつ。食べるか寝ているかの旅であります。

ユーハイムの菓子類はトイレの手前に「ご自由にどうぞ」形式で置いてあり、誰も手を付けていないようでしたがワインなどもありました。

そうこうしているうちに利根川と九十九里浜が見えてきて「帰ってきた感が」高まりつつ、成田にはオンタイムで到着。


↑シドニーの10℃台の気候に体が慣れているので、降りた瞬間から暑さがヤバし。。

以上、JALビジネスクラスを初利用してのまとめとしては、
・機内食がおいしいので、夜行よりも昼行便で利用したい
・個室感があり、景色も見れるので圧倒的に窓側が良い
・ヒマつぶしグッズは要らないw
ということで、次の利用機会に期待したいと思います。

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